企業サイトの昨今、なおえもんの戸惑い
先週、”映え”について書きましたが
広報としてメディア戦略を考える中
グループ会社の中でもうちの会社はわりと"保守的"なので
公式のSNSはやっていません
採用部隊が製作している学生向けのWebサイトやSNSをチェックすると
「こんなんでいいの!!??」と心配になるほどお子ちゃま向けに感じますが
「今はこういうのじゃないとダメなんです!」とのこと
一応、うちの会社は(グループ全体では)非常に有名な大企業なので
結構優秀な人材が入ってくるんです、と前置きして
昨年、新入社員にざっくばらんなヒアリングを行った結果を共有しますと
昔よく使われていた
やりがい、情熱、信念、という言葉が嫌いで
企業サイトでそういう言葉を見つけるとスルーするそうです
反対に、自由、カジュアル、和気藹々っていうワードに惹かれるとのこと
なるほど、だからうちの採用サイトは
「先輩後輩関係なく、サークル活動のような雰囲気」
「髪型、服装はなんでもOK」
「有休やイベントたくさん」ってことをアピールしてるんだなと
(ま、実際バイリンガルの子なんかはフツーにタトゥー入ってたりするし…)
こういう感覚を持っていないと、学生に人気のコンテンツを作れないので
人事はかなり若手社員をそろえています
広報が管轄する企業サイトは幸い、ある程度の品格が必要なので
助詞の使い方まで厳格にチェックしていますが
社長メッセージに「信念、情熱」といった言葉がないかこっそり確認しました(笑
とはいえ、Webサイトにも流行り廃りがあるので、
常に感度高く、追随(ホントは先をいくべきなのですが)していかないといけない
そのうち、SNS戦略もうちでやるようになったら
"映え"を意識したコンテンツも必要で
そしたらおばちゃん引退するしかなさそうです(汗