なおえもん55 ~人生悪あがき~

人生100年時代を「独身&子なし」女がどう生きるか

笑う自分

パートナー君といると
自分は本当によく笑うんだなということに気づきます

私は子どもの頃から人の顔色をうかがう人間でした
それは親がすぐに怒る人だったことが大きいと思います
例えば、戸を閉める音が大きかったり
飲み物の入ったコップを倒してしまったり
頼まれていたものを買い忘れたり
そんな小さなことでも、ものすごい剣幕で怒鳴られるので
私はいつも神経をすり減らしていました
反抗期のときでさえ
めちゃめちゃ親に口答えしながらも、秒速で殴られ、ひるんでしまうので
結果、まったく反抗できてなかったのかも

それは大人になった今でも沁みついていて
モノを落として大きな音をたててしまったときなどは
自分がやったのではなくてもビクっとなり動悸がします

そんな状況で生きてきたので
パートナー君の私に対する(すべての人に対してそうですが)態度は
驚きを通り越して、なにか裏があるのではないかと疑惑をもつほどでした

彼は、私が間違えてやってしまったことや、うっかり何かを壊してしまったときも
笑って許してくれるし、全然気にしない
私の感情が不安定でひどいことを言っても、嫌な対応をしても
感情的になることはなく、冷静に諭してくれる
何かあったのかと心配してくれる

相手がそうであると、自分も「怒り」つまり
自分の思い通りにならないことにイラ立ちの感情を持つことが
いかに不毛なことかがわかるようになり
私自身、友だちにドタキャンされたりしても怒ることがなくなってきました

そして「絶対に怒らない」という彼の徹底した態度によって
私は昔のようにビクビクすることがなくなり
その代わり、無邪気に笑えるようになりました

「怒り」は本当に相手を疲弊させるし、怒っている自分自身も疲弊する
「怒り」からは何も生まれないと私は思います

今心から笑え、素直でいられるのは、
「この人は絶対に私を怒らない、傷つけない」と信じられるから
それが甘えになることはなく、
ただただ、そんな人を私も傷つけないようにしようと思うばかりです

今笑っている自分は、どんなに着飾ったときより
イケてると思えます