なおえもん55 ~人生悪あがき~

人生100年時代を「独身&子なし」女がどう生きるか

なおえもんはアウト

連日の報道を見ていて
一度でも過去にあやまちがあったら、
大きな舞台には携われないのだなと感じました


じゃ、もしもシリーズ
なおえもんが五輪に携わることになって
なおえもんの身辺調査が行われたとしたら

まず、「いじめ」
どちらかというといじめられていた方なので
加害者になったことはないと記憶していますが
中学のとき、いじめられている同級生を
「見て見ぬふり」してしまったことがある
皆が笑うのに合わせて私もつい笑ってしまったけど
次の瞬間、私の友だちが「みんないいかげんしなよ!」と叫んだとき
自分がいかに愚かだったかに気づいた
これもある意味、加害者かもしれません
今でもときどき思い出し悔やみます


では「障がい者いじめ」
幼少の頃、隣のアパートに住むおばさん(まったくの他人)のうちに
毎日遊びに行っていたのですが
そのおばさんには片方の腕がなかった
おばさんはそれを隠そうともしていなかったので
物心ついたときから腕のない人や足のない人を見ても
不思議とも、変とも思ったことはない

そんな私が初めて障がい者を意識したのは小学校のとき
まさに入学式で
パンツ脱いで興奮している知的障がい者の子を見て
あまりの衝撃になぜかゲラゲラ笑ってしまった
そしてその日の夜に、
違う小学校に行った保育園時代の友だちに電話をかけ
「すごい変な子がいる!」と
喜々としながら報告したことを覚えています
あまりに無知な6歳児のため
これはぎりぎりセーフか


では、もう一つ問題になっている「人権問題」
高校生のときに書いた読書感想文が県代表にまで選ばれ
メディアにも出たりして結構注目を浴びた
私が読んだのは「高瀬舟」で
私はそこで「安楽死」を肯定した
これは場合によっては槍玉にあげられそうです

それと、
私が大学一年生のときに1年間だけ組んでいたバンドでは
ヒトラーの写真とナチスのシンボルマークである鉤十字を使っていた
ユダヤ人問題は当然授業で習っていたし、
アンネの日記もよく読んでいたけど
当時浅はかで、アホみたいに尖って、軽率な大学生の私は
ただカッコイイという理由だけで
それが悪いことだと思っていなかった
幸い、当時はネットもなかったし、携帯も普及していなかったので
誰かに糾弾されることはありませんでした
(周りに「これはダメだよね」と言われたこともなかった)


とここまで考察して
なおえもんは完全にアウトだな
もし、五輪関係のオファーがあったとしても
絶対に受けてはいけない、辞退しなければと
密かに志を立てたのでした(ないけどね


しかし
変えられない過去を何十年も経ってから、
当事者以外にほじくり出され
一斉に叩かれるのはなんともつらいものがありますね
因果応報というけれど、
「他者の失敗だけ許さない」ことにも
やはり因果応報があるような気がします